三ヶ日製菓ブログ

  

過日の初生衣神社の様子です。
宮司さんファミリーの手作りマスクと、遠州織物の関係者の皆様からの布の無料配布が行われておりました。
手作りマスクは「万救（ますく）」と名付けられ、少しでも皆様の役に立ちたいとの思いが込められているそうです。
少し遅れて行ったのですが、すでに万救はほぼ品切れ、布もほとんどなくなっていました。
きっと多くの人が幸せな気持ちになったはず！
素晴らしい心意気！


  

お茶の先生からの依頼で「あまびえ」という妖怪のお菓子を作りました。
コロナウィルス鎮静化の願を込めて、「あまびえ」をかわいらしく（重要）という注文でした。
様々な自粛を求められている関係で、お茶会はもちろんお稽古もできない状態で、和菓子に飢えている
お弟子さんや、先生にプレゼントしたいとのこと。
すごく時間がかかりましたが、喜んでいただけたようで、私も嬉しいです。



  

少し早いですが、初節句のお祝いの注文をいただきました。
柏餅や粽とともに上生菓子もセットでのご用意でした。
こんな時期なので、盛大に！とはいかないでしょうが、ささやかな規模でもお祝いはいいものですね。
作っていても気分は上向きになります。
心を込めて拵えました。
ありがとうございます。

  

初生衣神社にて、恒例行事の「おんぞ祭」が行われました。
今回は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、規模を縮小して行われました。
出店もなかったので、始まる前にちょろっと行ってきました。
天気もよくて、とても気持ちのいい空間でした。
久々に樹々のなかを歩き、リフレッシュできました。

  

先日注文いただいたお菓子です。

満開の桜をイメージした華やかなきんとんです。

今年は、静岡県は桜の開花が遅いと聞きます。不思議な感じです。

名所と呼ばれるところは、もちろん見ごたえもあるのでしょうが、

一本だけ山の中でポツンと咲いているだけで気分が上がります。

配達の途中、車の中からでもいい気分転換になりました。

  

先日、注文いただいたわらび餅です。
「わらび餅」という名前は、よく耳にするありふれた名称なのですが、その主原料である本蕨粉100％のもの
となると、ほとんど出回ってないのではないかと思います。
当店でも、茶席や上生菓子が好きな方からの注文でしか作っておりません。
なので、いつも注文のついでに数個余計につくり、店にならべて、余ったものを身内で食べるのが習わしになって
おり（高価なのでたいてい残る）、高い確率で身内の腹におさまることになるはずでした。
が、大きく作ってしまったせいなのか、1個しか余らず、周囲を落胆させることになってしまいました。
というわけで、店には並べず撮影に使った後、3つに分けて急場をしのぎ、各々口に放り込むと眼を閉じ舌に全神経を集中させテイスティングを楽しむのでありました。
美味でした。