2011年10月28日
勢いで…
商工会青年部の広告に載せるべく、最近調子づいて作っている(緑茶、三ヶ日みかん)かたぱんにチーズ味を加えて三種類で紹介してしまいました。
ネーミングはいいのが思いつかなかったので、ひっくるめて「三ヶ日ぼうろ」にしときました。ちなみに写真は「スタジオK」でお願いしました。
写真を青年部のデザイナーさんに見てもらって、開口一番「写真うまくなったね」とお褒めの言葉をいただきました。もちろん私の作品ではないんですが、見る人が見ればわかるもんなんですね。
さて、新作のチーズですが、はっきり言って全然チーズの味しません。結構いいクリームチーズを使ったんですがねえ。焼き菓子にクリームチーズは入れないのかな?
何で、チーズ味のしないチーズのぼうろをデビューさせたかと言うと、単にうまかったからです。チーズを入れたことで、しっとり感が生まれ、なんとなくコクも深くなったようで、ボツにするのは惜しいと思ったんです。自慢のパサつきは少し抑えられてしまいましたが。
名前を変更すればよかったんですが、まあ勢いでやってしまいました。
今後(レシピ、名前について)余儀なく変更されることがあると思いますがご了承ください。
2011年10月23日
ついに登場
ついに、と言うか今さらですが、今週からやっと「栗きんとん」をお店に出すことが出来ました。(一ヶ月遅いです)こんな遅いことは今までなかったんですが、忙しくて思い切ってやれませんでした。(手をつけるとすごく時間がかかってしまうので)
さて、お菓子の出来栄えですが、去年ほどの猛暑ではなかったことも影響して、栗はまずまずの状態で、おいしい栗きんとんに仕上がったかと思います。ただ、台風が過ぎてからは栗の出荷量が少ないらしくて、確保するのが大変でした。
またいつか紹介できれば、と思いますが、栗きんとんを煉るのは結構重労働なんですよ。(お店によって作り方が違うと思いますが)
焦げやすいので、火をつけたらサワリ(銅鍋)につきっきりで、頭半分鍋に突っ込むくらいの意気込みでヘラを使い、こそげ落としながら炊いていくんです。
修行時代には先輩と一緒に、この「男を上げる業務」をこなし、(まだ仕事残ってても)勝手に燃え尽きていたものです。
長くなりそうなのでまたにします。適当に期待して待っててください。
2011年10月22日
お茶会のお菓子
今日明日(22日、23日)と三ヶ日文化祭が開催されております。
その会場で、文化協会さんが持つお茶席のお菓子を作らせていただきました。
銘は「秋の錦」とさせていただき、紅葉で色づいた山々をイメージしました。オレンジ色と、黄色の部分を浮島(蒸しカステラみたいなもの)で、黒っぽいのは上がり羊羹(あっさり蒸し羊羹)で作りました。
見方を変えると、ちょっとドイツっぽく見えますが、残念ながら関係ないです。気になったので、調べてみたら順番が違ってました。どーでもいいですね。
さておいて、明日も引き続きお茶会が開かれるので、ぜひ足を運んでみてください。かなりのバリュープライスで楽しめるはずです。
2011年10月13日
お稽古のお菓子
茶道のお稽古菓子です。いつも「おまかせ」でやらせてもらっている先生からの注文で、今回は柿をイメージしたお菓子です。
白焼き(関東風の桜餅の生地に近い、もちもちした焼き皮)で、白の粒あんを四角く包んで、ヘタを薄く切った羊羹で型抜きしました。ちょっと地味ですけど、個人的に白焼きの食感は大好きで一方的に、いいお菓子だと思っています。写真からはわからないので、エラそうに書かせてもらいますけど、おいしいんですよ。
銘は「木守(きまもり)」とさせていただきました。一見、なんのことだかよくわからないこの言葉は、修行時代に、柿のお菓子にこの銘を使っており、「きっと柿の異名なんだろうな」と勝手に思い込んでいました。しかし、ちょっと調べてみたら、「来年もよく実るようにと、一つ残しておく果実」とのことでした。柿に限ったことではなさそうです。粋な言葉ですね。
でも季節は「冬」と記されておりました。ちょっと早かったようです。
2011年10月09日
新作
今日は恒例となりました、三ヶ日軽トラ市が開催されました。
とても天気が良くて気持ちよかったんですが、町内でいくつか秋祭が重なったようで、お客さんの出足は鈍かったように感じます。
当店は、いつものラインナップと新作のかたぱんで臨みました。(知らないうちにかたぱんが主力のようになってしまいました)
もちろんかたぱん初級者のお客様には、「パサつき自慢の商品ですので、必ず飲み物(牛乳がおすすめ)と一緒にお召し上がりください」と、困惑するお客様をよそに、押し付けがましい良心的助言をしておりました。それでも買ってくれたお客様、ありがとうございました。
嬉しかったのは、高校生がかたぱんを指名買いしに来てくれたことです。若い世代は、おそらくかたぱんを知らないはずなのですが、あの若さでという意外性と、いぶし銀な心意気に心を打たれました。
さて、今回新登場した商品を紹介したいと思います。
先日も紹介した、「まるたま」さんのお茶を使ったかたぱん(上)と、三ヶ日みかんを使ったかたぱん(下)です。
お茶のかたぱんはすでに、試作を何回か作っているので安心して持っていったんですが、みかんの方は昨夜試作が出来たところでそのまま持ってっちゃいました。言われないと分からないくらい、ほのか~な香りがしてまあまあの出来でした。次回作は、もう少しみかんを強めにしたいと思います。(無意識のうちに謙虚で、控えめな私の性格を反映してしまったようです)
2011年10月01日
その後の試作
「まるたま」さんの試作その2です。
粉末のお茶を使用してのかたぱんです。写真を見てわかるように、すごくカタくて全然浮き(膨らみ)ませんでした。
一応テイスティングしてみると、食べ始めはサブレっぽくてアリかな?と思ったんですが、やっぱりパサつきすぎてダメでした。ノーマルでさえ、パサつきが特徴のかたぱんがさらに進化して、もはや粉を食っているのと錯覚するほどのすごさでした。お茶のテイストもしつこい苦味が強く出てしまい、空腹時ですら完食するのは難しいでしょう。多分、粉末を入れすぎたんだと思います。(お茶を強くだそうと欲張ってしまいました)
いい勉強になりました。
話は変わりますが、今日から「かぼちゃ饅頭」をハロウィン仕様にしました。ちょっと怖いですかね?