三ヶ日製菓ブログ

あまのじゃくな性格の私は、流行ものに流されるのが嫌いで、圧倒的にマイナーなものの方に注目していることが多々あります。（経営者としては実に不向き）

子どものおもちゃに関しても、「妖怪ウォッチ」が大ブームを引き起こしている最近でも、そろそろ「たまごっち」でも買ってやろうかなどと考える徹底ぶりです。（相当嫌われるでしょうね）

以前から、コンビニで晩酌用の酒を物色しているときに、限定の「マッサンのハイボール」があったのは知っていたのですが、新しいもの好きではあるものの、上記のような性格が邪魔してなかなか手を出さずにおりました。
そんななかで、疲れていたせいなのか気まぐれなのか、動機は忘れてしまいましたが、不覚にもマッサンハイボールを買ってしまい、屈辱にも一発でハマってしまいました。（一過性なのかはまだわかりません）

悔しいけど、うまいです。

ちょっとお高いですけどね。

ちょっと遅れましたが、先週から「桜餅」の販売をスタートしました。

少し早く感じるかもしれませんが、もうすぐそこまで春が来ているということです。ということにしときましょう。

ホントは、（作り手の立場から言うと）あと３か月くらいしか売れないから、というのが大きいかな？

桜餅というと、地域によって焼き皮タイプ（クレープみたいなの）と写真のような道明寺タイプの２種類に大きく分かれると思うのですが、

当店では主に道明寺のタイプを作っております。（気が向いた時と、ガッツが有り余っているときには焼き皮タイプも作ります）

前回の記事で、色のことを色々と書きましたが、店頭にはそこそこお上品に仕上がったものを置いておりますのでご安心ください。

というわけで、桜餅でしか味わえない、桜の風味と食感を存分に堪能していただきたいと思います。

浜松市中区の製菓材料の店「ヒライデホームメイドストア」さんにて、和菓子教室をやらせてもらいました。

品目は、「黄身時雨（きみしぐれ）」と「桜餅」です。普段あまりやらないであろう、蒸し物がいいのでは？と思い、お店のスタッフさんと相談して決めました。

材料はすべて揃っているので、とてもやりやすかったのですが、あんこだけ無理を言って当店の自家製のものを使わせてもらいました。（ヒライデさんにはかなりマニアックな材料も取り揃えているので、興味のある方は是非一度足を運んでみてください。）

黄身時雨は、ちょっとハイレベルな（中のあんこを2色使った）3重包餡にチャレンジしましたが、皆さん難なくこなし、ちょっとビックリしました。

桜餅も、一番難しい色付も上品に作り上げ、かなりスムーズに進行することができました。

ここまで読むと、さぞ私の指導が良かったのだろうと思われる方も少なくないと思いますが、皆さんの手本で見せた私のお菓子がことごとくイケてなくて、飲み込みの早い今日の生徒さんたちが自発的に「こうやるとイケてないのだな」と学習し、修正した結果が上の写真のような結果につながったのだと思います。

それぞれについて、白状しますと、黄身時雨については蒸し過ぎによる爆発、桜餅に至っては、色合いを決めるのが一番難しく、一気に色を付けると濃くなりすぎて、取り返しがつかなくなりますよ、と説明しながらやったにもかかわらず、絶望的に濃い色になってしまい、皆さんに色付の恐ろしさを肌で感じさせることになってしまいました。もう別のお菓子みたいに真っ赤になってしまいました。（保身のため写真を掲載するのは断念しました。）

言い訳をさせてもらうと、いつも使っている食紅じゃないんでわからなかったんですよ。（そんな言い訳が通用するレベルじゃない気もしますが）

最後に「楽しかったです」と言ってもらえたのが一番の救いです。

半年以上前から、作戦を練っていたイートインコーナーがやっとできました。

私がこの店に帰ってきたときからずっと頭を悩ませ続けていたことがあります。

それは、私（の器）には大きすぎる店の広さでした。広いうえに吹き抜け構造なので、空調も効きにくいし、どうしたもんかといつも考えていました。

去年ある専門家の方が店に立ち寄った際、ここに座ってアドバイスしてくれて初めて、吹き抜けの高い天井が「イイ！」と思えたのです。

ここに座って上を見上げると、なんででしょうか？とてもくつろいだ気持ちになります。天井が高いから？広いから？明るいから？よくわからないのですが、イイ感じなんですよ。

今はこの店の広い空間が、ちょっとした自慢にすら思えます。（私の見方が変わったにすぎないのですが。）

是非一度ここに座ってボーっとしてみてください。くつろいだ気分になると思いますよ。

ちなみに、椅子はみかんのイメージカラーのオレンジ色と緑色です。

ちょっと時間が経ってしまいましたが、1月2日の新春茶会で飾られていた、「仏手柑（ぶっしゅかん）」です。

茶会終了後、空き箱をとりに行った際、先生から「お店に飾ったら？」といただいたものです。

初めて見た方は、この異様な形にビックリするかもしれませんが、

この仏手柑は、文字通り仏様が合掌した形を表しており、ありがたい感じのものなんですよ。そして、なかなか貴重なものなのです。

と偉そうに説明している私も、数年前のこのお茶会で先生に教えてもらったんですがね。

調べてみたら、皮が厚くほとんど実がないので、ほぼ観賞用で使われることが多いらしいです。でも、香りは良いみたいなので、皮だけ砂糖漬けにしたりして使う場合もあるらしいです。

それにしても面白い形ですね。

毎年恒例の新春茶会がオークラアクトシティホテル浜松の最上階にて行われました。

お菓子を納めに行ったときに、準備中のお席の様子を見せてもらいました。いつもながら、本番前の会場はピリピリしていて、私も緊張しました。

抹茶席と煎茶席があり、抹茶のお席は例年通り花びら餅を、煎茶席の大福茶にはお赤飯を用意させていただきました。

以前、先生のところに伺ったときに、「今年で最後にしようと思う」とチラッと聞いたのですが、本当ならちょっと残念ですね。

それはさておき、今日は天気が良くて、展望回廊からの眺めも抜群でした。

富士山もくっきり見えましたよ。（鮮明な写真でなくてすみません）

何かいいことありそうです。

　ずいぶんとサボってしまい、年が明けてしまいました。

暮れは紹介したいこともたくさんあるのですが、仕事量もそれなりなので段取りの悪い私には難しかったです。

今年も、なるべくこまめに紹介していくつもりですのでよろしくお願いします。

ちなみに写真は、ひつじちゃん饅頭です。角の部分は未という字をひっくり返して使いました。かわいいでしょ？