2015年08月28日

あん

あん

今日は超マニアックな、こしあんを作る工程の一部を紹介します。

写真は晒し工程と言って、小豆を柔らかく煮た後、皮と身を分離させ、呉(身のこと)を水に晒し、沈殿させてから上水を捨てる、ということを繰り返す、見ても聞いても地味な工程です。やってても地味です。

これをすることによって、雑味の少ないあっさりとしたあんに仕上がるのです。

水がもう少し透き通ってくるまで繰り返します。ただ、やりすぎると、香りがとんでしまいますのでほどほどにしときます。

その後、絞って水分を抜き、生あん(または晒しあん)というものになります。


あん

生あんです。

和菓子の命と言っても過言ではないと思っているのですが、大げさに言ってもやはり地味だなぁ。

こいつに砂糖を加え、火にかけながら煉っていくと、皆様おなじみのあんこになるわけです。

なかなか伝わらないと思いますが、いいあんこを作ろうと日々努力しております。





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